怖い話・怪談

寝言アプリの二人目

公開: 2026年9月25日
読み終えたあと、 背後 が少し気になる。
睡眠アプリに残った自分の寝言。再生すると、自分の声が終わったあとに、もう一人の小さな声が入っていた。

難易度:初級|まず本文を読んでから、下の解説を確認してください。

寝言アプリの二人目

寝言を録音するアプリを使い始めた。

音がした時だけ自動で録音される。

最初の数日は、寝返りや咳ばかりだった。

五日目、「会話」と判定された録音が一件あった。

再生すると、私が寝ぼけた声で言っていた。

「誰?」

数秒の沈黙。

それから、私の声。

「入ってこないで」

私は笑ってしまった。

怖い夢でも見たらしい。

録音を止めようとしたとき、最後に小さな音が入っていることに気づいた。

音量を上げた。

知らない声だった。

「まだ寝てるよ」

私は一人暮らしだ。

その録音の開始時刻は、午前3時42分。

アプリにはもう一つ記録があった。

午前3時39分。

音の種類は「ドア」。

でも寝室のドアには、鍵がない。

この話の意味・解説

知らない声だけでも怖いですが、3分前に『ドア』の音が記録されています。主人公の寝言が「誰?」「入ってこないで」で、その後に第三者の声があることから、夢ではなく室内に誰かがいた可能性を示す構成です。

怖いポイント

アプリが断片的に記録した『ドア→主人公の反応→知らない声』を時系列につなげると意味が変わります。短くても答えが明確な初級タイプです。

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