ぼぎわんが、来る

『ぼぎわんが、来る』は、澤村伊智によるホラー小説です。 KADOKAWA公式では2015年10月30日刊行、第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作として案内されています。新婚家庭の周囲に現れる正体不明の来訪者を起点に、怪異と家族の問題が重なっていく作品です。

『ぼぎわんが、来る』とは

物語は、田原秀樹の会社に「まだ生まれていない娘の名前」を知る来訪者が現れるところから動き始めます。その後、周囲では不審な連絡や異変が続き、亡き祖父が恐れていた「ぼぎわん」という存在が意識されるようになります。

怖さの中心は「家庭へ入ってくる怪異」

本作の恐怖は、遠い山奥や廃墟ではなく、家庭や職場といった日常の場所へ説明できない存在が入ってくるところにあります。名前を知られている、電話や伝言が届く、家族に近づいてくるという身近な接触が、逃げ場のなさにつながります。

視点が変わることで、人物の見え方も変わる

怪異だけでなく、人間関係の見え方が揺れることも作品の特徴です。同じ出来事でも、誰の視点から見るかによって印象が変わり、怪異の恐怖と家族内部の問題が重なっていきます。

怪談・都市伝説・民俗学の要素

KADOKAWA公式は本作について、怪談・都市伝説・民俗学など複数の要素を含むホラーとして紹介しています。単純に「怪物を倒す」話ではなく、その存在が何なのか、どこから来たのか、どう向き合うのかを探る過程が物語の大きな軸です。

書誌情報

著者 澤村伊智
発売日 2015年10月30日
出版社 KADOKAWA
ISBN 9784041035566
受賞 第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉

国立国会図書館の書誌でも確認できる

国立国会図書館サーチでは、2015年10月刊、著者・澤村伊智、出版者・KADOKAWA、ISBN 978-4-04-103556-6として登録されています。出版社公式とは別の書誌情報として確認できるため、HorrorPortでは両方をEvidenceへ紐づけています。

映画『来る』との関係

KADOKAWAは本作の映画化も案内しており、映画版は『来る』として映像化されています。HorrorPortでは原作小説と映画版を別作品として扱い、原作側では小説の刊行情報・構造・怖さを中心に整理します。

HorrorPortで見る恐怖構造

『ぼぎわんが、来る』では、名前・電話・家族・子どもといった本来は身近な要素が怪異との接点になります。怪異が遠くにいるのではなく、日常の連絡手段や家族関係の中へ入り込むため、「生活を続けること自体が安全ではない」という感覚が強まります。

どんな人に向いている?

  • 日本の現代怪談や都市伝説が好きな人
  • 家族を舞台にしたホラーが好きな人
  • 怪異の正体を追う調査要素が好きな人
  • 原作小説と映画版を分けて理解したい人

研究資料・参考文献

HorrorPortでは、公式情報・公的資料・論文・報道・書籍などの出典を区別して管理しています。噂に関する出典は「その噂が存在すること」の確認資料であり、超自然現象そのものを事実認定するものではありません。

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