『近畿地方のある場所について』は背筋によるホラー小説です。KADOKAWA公式では2023年8月30日発売、四六判344ページ、ISBN 9784047375840として掲載されています。
『近畿地方のある場所について』とは
近畿地方の「ある場所」にまつわる怪談を集める過程で、別々に見えていた情報同士のつながりが浮かび上がっていく構成です。雑誌記事や体験談、掲示板の書き込みなど、異なる形式の記録を読み進める形で物語が展開します。
どんな怖さ?
一つの怪談だけで完結せず、断片的な記録が後からつながって見えることが恐怖の核です。「これは別件だったはず」という情報が同じ場所へ収束していくことで、読者自身が調査に参加しているような不安が生まれます。
書誌情報
| 著者 | 背筋 |
|---|---|
| 発売日 | 2023年8月30日 |
| 判型 | 四六判 |
| ページ数 | 344ページ |
| ISBN | 9784047375840 |
文庫版について
KADOKAWAからは2025年7月25日に文庫版も発売されています。HorrorPortでは、作品の正本書誌として最初の四六判単行本を採用し、版違いは本文で補足します。
カクヨム連載から書籍化されたモキュメンタリー
KADOKAWAによると、本作は小説投稿サイト「カクヨム」で発表され、書籍化前の段階で1,300万PVを超える反響を集めました。書籍版には、ウェブ掲載分だけでなく書き下ろしエピソードと取材資料も収録されています。
そのため、ウェブ版を読んだ人でも、単行本では情報の並びや追加資料を含めて一冊の作品として読み直せます。
複数の“発信者”を読み分ける構造
KADOKAWAは、著者自身の語り、雑誌記事、インタビューの書き起こし、ネット上の情報など、発信者が異なる複数の記録を読み進める構成と説明しています。
一人称の物語を一直線に読むのではなく、資料ごとに書き手と距離感が変わるため、「どこまで信用してよいのか」を読者自身が判断する必要があります。この不確かさがモキュメンタリーとしての怖さにつながります。
作品と現実の境界をぼかす仕掛け
KADOKAWAの刊行案内では、作者のSNS投稿とも連動し、作品内の記録と現実世界の情報の境界を曖昧にする仕掛けが話題になったとされています。読者が本を閉じた後も、検索やSNSを見る行為そのものが物語の延長に感じられる点が特徴です。
2025年には文庫版も刊行
2025年7月25日には角川文庫版も発売されました。初読でどの版を選ぶ場合でも物語の核は同じですが、HorrorPortでは初出時の情報を明確にするため、2023年の四六判単行本を正本書誌として扱っています。
2026年には100万部を突破
KADOKAWAは2026年5月、本作の累計発行部数が100万部を突破したと発表しています。ウェブ発のモキュメンタリー・ホラーとして始まり、単行本・文庫へ広がった長期的な反響も作品史の重要な一部です。
研究資料・参考文献
HorrorPortでは、公式情報・公的資料・論文・報道・書籍などの出典を区別して管理しています。噂に関する出典は「その噂が存在すること」の確認資料であり、超自然現象そのものを事実認定するものではありません。
- 公式Web一般参考
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- 公的資料作品情報

