怖い話・怪談

牛乳が減る部屋

公開: 2026年9月25日
読み終えたあと、 背後 が少し気になる。
一人暮らしなのに牛乳だけが減る。キッチンにカメラを置いたが、映像には誰も映らなかった。

難易度:上級|まず本文を読んでから、下の解説を確認してください。

牛乳が減る部屋

一人暮らしなのに、冷蔵庫の牛乳が少しずつ減っていた。

気のせいだと思い、パックに油性ペンで線を引いた。

翌朝、線より下まで減っていた。

怖くなり、キッチンに小さなカメラを置いた。

冷蔵庫が真正面に映る位置だ。

次の日、また牛乳が減っていた。

録画を確認した。

私が出勤する。

猫はいない。

誰も入ってこない。

冷蔵庫も開かない。

それなのに、帰宅後に確認すると牛乳は減っている。

二日目も同じだった。

三日目、録画を時刻表示付きで見直した。

12時16分08秒。

次のフレームは、12時19分41秒。

三分以上飛んでいた。

カメラは故障していない。

説明書には、停電しても時刻は自動補正されると書いてある。

カメラの電源タップは、冷蔵庫と壁の隙間に置いてある。

そこはカメラの画面には映っていない。

この話の意味・解説

『誰も映っていない』のではなく、録画自体が3分以上途切れています。誰かがカメラの死角にある電源を切り、その間に冷蔵庫を開け、再び電源を入れた可能性があります。侵入者はカメラの位置と死角を把握していることになります。

怖いポイント

一見すると見守りカメラが不在証明になりますが、時刻の飛びが逆に侵入の痕跡になります。『記録されていない時間』に注目できるかが上級ポイントです。

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