怖い話・怪談

インターホンの録画

公開: 2026年9月25日
読み終えたあと、 背後 が少し気になる。
仕事中に届いた宅配通知。夜、インターホンの録画を見返すと、配達員が来る前に玄関で動いたものがあった。

難易度:中級|まず本文を読んでから、下の解説を確認してください。

インターホンの録画

仕事中、スマートインターホンから通知が来た。

宅配便だった。

アプリ越しに「玄関前に置いてください」と伝えた。

夜、帰宅すると荷物は無事にあった。

何も問題はなかった。

寝る前、なんとなくインターホンの録画を見返した。

配達員が映る少し前から録画されている。

誰もいない廊下。

数秒後、私の部屋のドアがほんの少し開いた。

隙間から手が伸びて、玄関マットをずらした。

ドアは静かに閉じた。

その十秒後、配達員が画面に入ってきた。

私は一人暮らしだ。

朝、家を出るとき、玄関マットはまっすぐだった。

そして録画には、その日、私が帰宅するまで誰も部屋から出る映像は残っていなかった。

この話の意味・解説

配達員が来る前、室内から手が出ています。主人公は一人暮らしで、録画上その人物はその後外へ出ていません。つまり、少なくとも録画の範囲では『中にいた誰か』がまだ部屋にいる可能性が残ります。

怖いポイント

宅配通知そのものは何も起きていません。怖いのは、その録画の前後関係を見たときに『配達員以外の人物が室内にいた』と分かることです。

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