都市伝説、怪異・怪現象

テケテケ

読み方: てけてけ

上半身だけの姿で高速移動すると語られる学校怪談・都市伝説。鉄道事故の女性という型が有名だが、初期類話には少年の例もあり、発祥地・由来には複数説がある。

情報確認: 2026年10月5日

怪異プロフィール

読み方
てけてけ
別名
テケテケ
怪異の種類
都市伝説、怪異・怪現象
地域
日本
時代
昭和、平成
舞台
学校、道路・路地、電車・鉄道
モチーフ
女性、追跡
起源・成立
民間伝承、学校の噂
分類補足
学校怪談・都市伝説として扱う。発祥地や鉄道事故由来は諸説あり、確定事項として扱わない。カシマさんなど別の半身怪異との混同・融合もある。

特徴・性質

主な特徴

  • 上半身だけの人型怪異
  • 腕や肘を使って高速移動するとされる
  • 「テケテケ」という音と結び付けられる
  • 発祥地・事故由来には複数説がある
  • 1990年代以降の学校怪談で広く定着
  • カシマさん等の別怪談と設定が混ざることがある

姿・外見

上半身だけの人間の姿。女性として語られることが多いが、初期類話には少年の例もある。

行動・特徴

腕や肘を使うように高速で移動し、目撃者を追いかけると語られる。移動音が『テケテケ』と表現される。

能力・現象

上半身だけの状態で非常に速く移動し、相手を追跡すると語られる。速度や攻撃方法などは話によって異なる。

出現条件・状況

道路、線路、踏切、学校周辺などで目撃される型がある。特定の呼び出し方は一般的ではない。

成立・由来

成立・伝承時期
昭和後期〜平成期にかけて形成・普及
確認できる古い時期
1980
成立・伝承地域
発祥地は確定していない。1980年の沖縄で語られた上半身だけの少年の類話が初期例として紹介される一方、北海道・室蘭発祥説なども流布している。

テケテケは、上半身だけの人型の怪異が高速で追いかけてくると語られる、日本の都市伝説・学校怪談です。女性の霊、鉄道事故、北海道発祥といった説明がよく知られていますが、初期の類話や出版記録を見ると、現在の定番設定だけを唯一の起源とすることはできません。

テケテケとは

現在よく知られる話では、身体の下半分を失った人物が、腕や肘を使うように地面を高速で移動し、目撃者を追いかけます。移動するときの音が「テケテケ」と聞こえることが名前の由来として語られます。

女性として描かれる例が多い一方、初期の類話として少年の姿が紹介されることもあり、「テケテケ=一人の特定女性の霊」と断定できるものではありません。

現在よく知られる特徴

  • 上半身だけの人間の姿
  • 腕や肘を使うように高速移動する
  • 「テケテケ」という音と結びつく
  • 道路・線路・踏切・学校周辺などに現れる
  • 目撃者を追跡する話が多い

追いつかれた相手の下半身を奪う、鎌を持つ、曲がり角が苦手などの設定もありますが、これらはすべての話に共通するわけではありません。

発祥地は確定していない

インターネットでは「北海道・室蘭が発祥」とする説明が広く見られます。しかし、札幌市中央図書館のレファレンス事例でも、その由来を明記した資料を探す調査が行われており、単純に室蘭発祥を確定事項とすることはできません。

都市伝説は各地で似た話が別々に語られた後、出版物やテレビ、インターネットを通じて一つの名前へ集約されることがあります。テケテケも、複数の半身怪異が融合した可能性を考える必要があります。

1980年の沖縄の類話

怪異研究の紹介では、1980年の沖縄で「上半身だけの少年がテケテケと近づいてくる」という類話が語られていたとする資料が取り上げられています。

これは現在のテケテケにつながる初期例を考える手掛かりになりますが、これだけで「沖縄が唯一の発祥地」と決めることはできません。初期記録と後年の定番像を分ける必要があります。

「列車事故で下半身を失った女性」は定番化した型

現在もっとも有名なのは、女性が列車事故で身体を切断され、その霊がテケテケになったという話です。しかし、上半身だけの怪異に関するすべての初期例が鉄道事故を起源としているわけではありません。

学校怪談が大きく広がった1990年代以降、線路、事故死、追跡する怪異など別の怪談要素が重なり、現在の分かりやすい物語へ整理されていった可能性があります。

カシマさんとの関係

テケテケは、身体の一部を失った怪異として「カシマさん」と似た要素を持ちます。事故死の由来、話を知った人の前に現れる展開、身体を奪うといった設定が混ざって語られる場合があります。

ただし、両者を完全に同じ怪異とするより、互いの設定が影響し合いながら語られてきた別系統の都市伝説として見る方が慎重です。

2003年には都市伝説本へ収録

国立国会図書館には、松山ひろし『3本足のリカちゃん人形―真夜中の都市伝説』の書誌があり、2003年までにはテケテケが都市伝説資料として出版物に定着していたことを確認できます。

発祥そのものを証明する資料ではありませんが、「いつまでに広く知られる題材になっていたか」を見るうえでは重要な出版記録です。

学校の怪談として広がった理由

テケテケは、姿を一目で想像しやすく、追いかけてくるという単純で強い恐怖構造を持ちます。学校、踏切、道路など子どもの生活圏に近い場所へ舞台を移しやすいことも、学校怪談として広がりやすかった要因の一つと考えられます。

同じ追跡型でも、犬の姿で高速移動するとされる人面犬とは外見や物語構造が異なります。

実在するのか

テケテケという怪異の実在を示す確立した資料はありません。確認できるのは、上半身だけの怪異に関する複数の語りが存在し、「テケテケ」という名称で都市伝説・学校怪談として定着してきたことです。

発祥地や事故のモデルを一つに決めるより、どの時期にどの設定が確認できるかを分けて追う方が、都市伝説の変化を正確に理解できます。

この怪異にまつわる年表

  1. 1980年

    テケテケの最古確認年・初出年

    昭和後期〜平成期にかけて形成・普及

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研究資料・参考文献

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