『COBB CAN MOVE』は、abhoとVystelによる無料の2Dトップダウン・サバイバルホラーです。最大の特徴は「ルールが変わる」こと。レベルによってCobbが見える、聞こえる、匂いを嗅ぐなど感知方法が変化し、前のステージで通用した逃げ方が次でも安全とは限りません。HTML5ブラウザ版とWindows版があり、2026年5月19日のv1.7まで更新されています。
『COBB CAN MOVE』とは
公式itch.ioは、本作を一文で「a survival horror game where the rules change」と説明しています。
開発はabhoとVystel。abhoがアート・プログラム・ゲームデザイン、Vystelがプログラムを担当し、Federicoがプログラム、frostがSFX・アンビエンス、Jimmyが音楽・アンビエンス、Imslandarとgiohappyがプレイテストへ参加しています。
無料・ブラウザ+Windows
itch.ioではHTML5版を「Run game」から直接プレイできます。
Windows向けダウンロード版もあり、Name your own price形式です。無料で取得することも、任意額を支援することもできます。
制作ツール|Construct / Aseprite / Audacity / FL Studio
公式itch.ioのMore Information欄では、制作ツールとしてConstruct、Aseprite、Audacity、FL Studioが掲載されています。
- Construct:ゲーム制作・実装
- Aseprite:ピクセルアート制作
- Audacity:音声編集
- FL Studio:音楽・サウンド制作
ピクセルアートと音響を組み合わせた小規模ホラーとして、制作工程も比較的明確に公開されています。
最新バージョンはv1.7
2026年5月19日にv1.7が公開されています。
v1.7では「Cobb can smell」の頻度・持続性調整、長時間追跡時の加速弱体化、石が追跡中に正しくスタンしない問題の修正など、主にバランス調整が行われました。
「Cobb can see / hear / smell」などルールが変わる
本作の核心は、Cobbの感知方法が固定されていないことです。
v1.4の開発ログでは、Level 2でsensory rule(hear, smell, see)が必ず登場するよう調整されたことが確認できます。
つまりプレイヤーは「Cobbは今回、何を感知するか」を先に読み、それに合わせて動く必要があります。
見えるステージ|視線を切る
Cobbが視覚で追う場合、壁や遮蔽物、ルート選択が重要になります。
「静かに歩けば安全」という前ステージの知識が通用しない可能性があります。
聞こえるステージ|音を管理する
音がルールになる場合、移動・投擲などプレイヤーの行動そのものが位置情報になります。
v1.6では石の音量が分かりやすく調整され、直接当てるとCobbを一時的にスタンさせられるようになりました。
石は「音を出す危険」と「敵を誘導する道具」の両方になります。
匂いを嗅ぐステージ|距離感が変わる
v1.7では「Cobb can smell」が弱体化され、匂いを嗅ぐ頻度と近距離での追跡持続性が調整されています。
視線や音と異なり、壁の向こうでも距離が危険になり得るため、マップの読み方自体が変わります。
2025年Major Game Jam 7で1位
開発ログでは、本作がMajor Game Jam 7で総合1位を獲得したことが報告されています。
短期間のゲームジャム作品として始まり、その後プレイヤー反応を受けながらv1.7まで継続改善されています。
itch.ioトップブラウザゲームになった時期もある
v1.5の開発ログで、作者abhoは一時的にitch.ioのtop played browser gameになったと報告しています。
この反響を受け、2026年5月にはv1.4からv1.7まで短期間で複数の調整アップデートが続きました。
Story ModeとEndless
公式タグにはEndlessがあり、v1.3ではEndless modeの開始レベルが調整されています。
v1.5では、一度クリアした後にStory Modeの任意レベルを選べるLevel Select Menuも追加されました。
Procedural Generationタグの意味
itch.io公式タグにはProcedural Generationが付けられています。
固定された一つの攻略だけではなく、ルールや状況の変化を前提に何度も対応する作品として設計されています。
HorrorPort独自分析|『COBB CAN MOVE』の恐怖構造
以下は公式情報と分けた、HorrorPortによる作品構造の分析です。
恐怖構造1|攻略法そのものを信用させない
普通のステルスゲームでは「敵は音に弱い」「視線を切れば安全」といったルールを覚えるほど楽になります。
本作は、そのルールをステージごとに変えます。学習したことが次のステージで危険になる可能性があります。
恐怖構造2|最初に“何が禁止されているか”を読む
敵を見る前に、ルールを理解する必要があります。
つまり恐怖の第一段階が追跡ではなく、「今回のCobbは何を感知するのか」という推理になります。
恐怖構造3|同じ行動の意味が変わる
走る、隠れる、石を投げる、距離を取る。これらの行動は固定の安全策ではありません。
ルール次第で安全行動と危険行動が入れ替わります。
恐怖構造4|アップデートも“ルール調整”中心
v1.4〜v1.7の変更を見ると、開発者は敵の見た目を増やすより、感知・追跡・石などのルールを細かく調整しています。
作品の面白さが「Cobbが何を感知し、プレイヤーがどう対応するか」に集中していることが分かります。
恐怖構造5|Cobbが敵よりルールの化身になる
Cobbの能力はそのレベルのルールそのものです。
プレイヤーは敵モデルだけを避けるのではなく、そのステージの物理法則を避けている感覚になります。
どんな人に向いている?
- 無料ブラウザホラーを探している人
- ステルスゲームのルール読みが好きな人
- ピクセルアートの2Dホラーが好きな人
- ゲームジャム作品を追うのが好きな人
- 同じ敵でも攻略法が変わる作品を遊びたい人
ネタバレあり|「Cobb can move」が怖い理由
ここからは作品の仕組みに踏み込みます。
タイトルの「Cobb can move」は、非常に単純な事実のように見えます。しかし本作では、「Cobbは何ができるか」がレベルごとのゲームルールになります。
HorrorPortでは、本作を「怪物の能力を覚えるゲーム」ではなく、「毎回新しい怪物としてCobbを学び直すゲーム」と捉えます。
同じ見た目の敵を使い続けながら、毎回別の恐怖へ変換できるのが最大の強みです。
よくある疑問
COBB CAN MOVEは無料?
はい。ブラウザ版は無料、Windows版はName your own price形式です。
最新バージョンは?
2026年9月28日時点でv1.7が最新として公式itch.ioに掲載されています。
何で作られている?
公式ページではConstruct、Aseprite、Audacity、FL Studioが使用ツールとして掲載されています。
Androidアプリはある?
公式itch.ioではHTML5とWindowsが対応プラットフォームです。
日本語対応?
公式itch.ioの言語欄は英語です。
参考・確認資料
- itch.io『COBB CAN MOVE』(HTML5 / Windows、開発チーム、制作ツール、タグ、v1.7)
- 公式Development Log(Major Game Jam 7優勝、v1.1〜v1.7、itch.io上の反響)
- v1.7開発ログ(Cobb can smell、追跡、石スタンの調整)
研究資料・参考文献
HorrorPortでは、公式情報・公的資料・論文・報道・書籍などの出典を区別して管理しています。噂に関する出典は「その噂が存在すること」の確認資料であり、超自然現象そのものを事実認定するものではありません。
- 作品公式一般参考
- 公式Web現況確認
- 公式Web現況確認

