都市伝説の女

『都市伝説の女』は、長澤まさみ演じる刑事・音無月子が、さまざまな事件を都市伝説と結びつけながら捜査していくコメディー・ミステリーです。第1シリーズは2012年4月13日から6月8日までテレビ朝日系で放送され、全9話で構成されました。

『都市伝説の女』の基本情報

主人公の音無月子は、警視庁捜査一課に着任した都市伝説好きの刑事です。事件現場に残された状況や土地の伝承を見ると、まず都市伝説との関係を疑い、独自の知識と発想から捜査を進めます。

脚本は後藤法子、演出は星野和成・塚本連平・秋山純。出演は長澤まさみ、溝端淳平、竹中直人、平山浩行、宅間孝行らです。制作はテレビ朝日とMMJが担いました。

都市伝説を「事件の原因」として疑う刑事ドラマ

一般的な刑事ドラマでは、都市伝説は事件を彩る小道具として使われることがあります。『都市伝説の女』ではそこから一歩進み、月子自身が都市伝説を強く信じていることが捜査の出発点になります。

そのため物語は、不可解な出来事を超常現象として断定するホラードラマではありません。月子が都市伝説を持ち出し、周囲の刑事たちと食い違いながら事件を追うことで、ミステリーとコメディーを組み合わせています。

第1シリーズは全9話

2012年の第1シリーズは全9話です。題材は一つに固定されず、土地の伝承や怪異、噂、占いなど、広い意味での都市伝説が各事件へ取り込まれています。

  • 第1話:平将門の「首塚」をめぐる祟り
  • 第2話:400年呪われたダイヤ
  • 第4話:高尾山の伝説
  • 第6話:東京タワーと東京スカイツリーの伝説
  • 第7話:座敷わらし
  • 第8話:満月と事件を結びつける都市伝説

実在する場所やよく知られた伝承を入口にしているため、「その都市伝説自体を知りたい」という興味と、事件の真相を追うドラマの二つの見方が重なる構成です。

音無月子と勝浦洋人の関係

月子の捜査に巻き込まれるのが、溝端淳平演じる鑑識課の勝浦洋人です。月子が都市伝説を根拠に大胆な推理を進める一方、勝浦は彼女に振り回されながら捜査へ協力します。

竹中直人演じる丹内市生をはじめとする周囲の刑事たちとの温度差も、作品のコメディー色を支える要素です。都市伝説を怖がらせるためだけに使うのではなく、人物同士のやり取りにも組み込んでいる点がこの作品らしさです。

2013年にはPart2が放送

2012年の第1シリーズとは別に、2013年10月11日から11月22日までPart2が放送されました。長澤まさみ、溝端淳平、竹中直人らが引き続き出演し、第1話では富士山の都市伝説が扱われています。

したがって、「都市伝説の女 2」「都市伝説の女 Part2」と検索している場合は、2013年の続編を指します。このページで扱っている正本データは2012年の第1シリーズです。

怖さよりも「都市伝説をどう使うか」が中心

『都市伝説の女』には祟り、呪い、座敷わらしなどホラーに近い題材が登場しますが、作品全体の軸は恐怖演出だけではありません。都市伝説を信じる月子の推理と、実際の事件捜査をどう結びつけるかが中心です。

そのため、純粋な心霊ドラマというより、都市伝説を題材にした刑事ミステリーをコミカルに楽しみたい人に向いた作品です。

都市伝説を題材にしたほかの作品

HorrorPortでは、ネット発の都市伝説を映画化した『きさらぎ駅』、地域の伝説をホラー映画へ展開した『犬鳴村』、都市伝説を調査・解体していくゲーム『都市伝説解体センター』も収録しています。同じ「都市伝説」でも、刑事ドラマ・映画・ゲームで扱い方が大きく異なります。

研究資料・参考文献

HorrorPortでは、公式情報・公的資料・論文・報道・書籍などの出典を区別して管理しています。噂に関する出典は「その噂が存在すること」の確認資料であり、超自然現象そのものを事実認定するものではありません。

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